制作について

2014年08月02日 22:39

制作について、作品についての自己紹介を少し。

主に銀や真鍮といった金属を使って、ジュエリーを制作しています。

ジュエリーとは言ってもほとんど石を使わないので、

アクセサリーと呼んだほうがしっくりくるかもしれません。

私はもともと大学で金属工芸を専攻し、「鍛金」という

金属板を金槌でたたいて延ばし、立体に成形していく技法を中心に学びました。

美術館で、ケース越しに見ることしかできない作品のあり方に疑問を持ち、

「見るだけではなく、触って、参加できる作品」づくりをコンセプトにしてきました。

卒業後、ものづくりは続けていきたいと思ってはいたものの、

工房や設備なしでは、なかなか大きな作品をつくり続けるのは難しく思いました。

そんな時、身に着けられる作品であるジュエリーに興味を持ったのです。

その後、ジュエリーの専門学校で制作の基礎を学び、今に至ります。

現在は、動物や植物をモチーフとして、ジュエリーをつくっています。

鉄は熱いうちに打て

という言葉がありますが、作品づくりもまさにそうで、

つくりたい!と思ったときがつくり時。

面白いと思ったこと、ほっとした瞬間、楽しい気持ちを

熱いうちに、かたちにしていきたいと思っています。