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2014年08月05日 21:29

シルバーと羊毛を組み合わせた作品、「もこもこひつじ」です。

羊毛が手元にあったので、「いっそ羊に戻してみたらどうか?」と、

思いついて作った作品です。

シルバーで作った体に、羊毛をぐるぐる巻いて、専用の

返しのついた針でチクチクさしていくと、羊になります。

なので、毛をむしるとひょろっとした細い羊が出てきます(笑)

ヨーロッパでは、黒い羊といえば、「変わり者、厄介者」の

意味なのだそうです。白い羊毛なら染めたり加工がしやすいけれど、

黒い羊毛は他の色に染めることができないから、ということらしいです。

なんてことは全く知らずに黒い羊もつくったのですが…

あえて、「自分はひと味違うぜ」という意味をこめて、黒い羊バージョンを

身に着けてみるのも良いかもしれないですよ~。


2014年08月03日 22:09

今までにつくってきた作品たちを、ちょこっとずつ紹介していきたいと思います。

まずは、初めてつくった動物モチーフの作品、「はんぎんぐパンダ」です。

このパンダ氏は、「動物つくろう→つくるなら人気者→やっぱりパンダ?」

という、じつに安直な考えから生まれました(^_^;)

「何だかかわいそう~」と言われることの多い、首根っこを引っ張られた姿…

 いえいえ!首のあたりの皮は、母パンダがくわえて運んでも痛くないように、

だぶだぶしているのです。だからたぶん平気なハズ…

写真だとよく分からないかもしれませんが、ちゃんと爪があります。

パンダは食べ物の笹をしっかり掴んで食べるので、爪も大きい!

かわいい見た目なので忘れがちですが、やっぱり猛獣なんですね。

2014年08月02日 22:39

制作について、作品についての自己紹介を少し。

主に銀や真鍮といった金属を使って、ジュエリーを制作しています。

ジュエリーとは言ってもほとんど石を使わないので、

アクセサリーと呼んだほうがしっくりくるかもしれません。

私はもともと大学で金属工芸を専攻し、「鍛金」という

金属板を金槌でたたいて延ばし、立体に成形していく技法を中心に学びました。

美術館で、ケース越しに見ることしかできない作品のあり方に疑問を持ち、

「見るだけではなく、触って、参加できる作品」づくりをコンセプトにしてきました。

卒業後、ものづくりは続けていきたいと思ってはいたものの、

工房や設備なしでは、なかなか大きな作品をつくり続けるのは難しく思いました。

そんな時、身に着けられる作品であるジュエリーに興味を持ったのです。

その後、ジュエリーの専門学校で制作の基礎を学び、今に至ります。

現在は、動物や植物をモチーフとして、ジュエリーをつくっています。

鉄は熱いうちに打て

という言葉がありますが、作品づくりもまさにそうで、

つくりたい!と思ったときがつくり時。

面白いと思ったこと、ほっとした瞬間、楽しい気持ちを

熱いうちに、かたちにしていきたいと思っています。






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