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ぺらぺらおしゃべりなねずみ、というわけではありません。
板をたたいてつくっているので、ぱっと見たときには立体的に見えるけれど、
手にとって、お腹側をのぞいてみるとぺらぺらに薄い!
ということで、「ぺらぺらねずみ」です。
このねずみたちはピアスです。しっぽをひっかけるようにして着けます。
2匹でちょろりとどこかから逃げてきたようなイメージです。
板をたたいて作ると書きましたが、元はこんな感じです。
「ねずみの開き」といったところでしょうか(笑)
ペーパークラフトの展開図を見て、
これを金属でやってみたらどうかな?と、つくってみました。
板の状態から、金槌やタガネという道具を使って、
たたいて形をつくっています。
金属は、たたくと硬く丈夫になって、表面に張りも生まれます。
仕上がりは軽くなりますし、良いことづくしなのです。
さてさて、以前の記事でご紹介した「もこもこヒツジ」。
今回はそこから発展した羊シリーズの変り種、
「毛刈りひつじ」について書こうと思います。
「もこもこヒツジ」は羊毛を使った作品なので、秋・冬は良いけれど
暑い夏には向かないなぁ~夏向けにどうにかならないかなぁ~と考えた末、
そうだ、羊もクールビズ仕様にしたら良いのでは!?
毛刈りしたら見た目も涼しげになるし、ナイスアイデア!
でも、全部の毛を刈ってしまうと、何の動物だか分かりづらい…
で、このような形におちついたのです。
じゃーん。
毛を刈られている途中の、なんだか情けない感じの羊になりました;
でも!これはこれで、かわいいと思うのですよ。
シルバーと羊毛を組み合わせた作品、「もこもこひつじ」です。
羊毛が手元にあったので、「いっそ羊に戻してみたらどうか?」と、
思いついて作った作品です。
シルバーで作った体に、羊毛をぐるぐる巻いて、専用の
返しのついた針でチクチクさしていくと、羊になります。
なので、毛をむしるとひょろっとした細い羊が出てきます(笑)
ヨーロッパでは、黒い羊といえば、「変わり者、厄介者」の
意味なのだそうです。白い羊毛なら染めたり加工がしやすいけれど、
黒い羊毛は他の色に染めることができないから、ということらしいです。
なんてことは全く知らずに黒い羊もつくったのですが…
あえて、「自分はひと味違うぜ」という意味をこめて、黒い羊バージョンを
身に着けてみるのも良いかもしれないですよ~。